演奏会を聴きに行くよりも自分が演奏会に出るほうが上達しやすい。

「そんな事知ってるよ~」と言われそうなタイトルですが、自分自身の頭を整理するためにも有益だと思ったので、良ければ読んで下さい。

先日書いた、『上達する方法』から、更に深掘りして、

①演奏会に行って演奏を聴く

②自分が演奏者として演奏する

二つのどちらが上達しやすいかを説明します。

答えは勿論②です。ヨーヨーマの演奏を100回聴くよりも、自分がコンサートで一度でも演奏するほうが上達しやすいです。理由は演奏するかしないか。能動的か受け身かどうかです。人前で演奏する時は準備期間から本気モードで頑張りますから。

上手な人と一緒に演奏したら更に上達しやすいです。理由は自分自身が能動的なモードの時に、めちゃくちゃ綺麗な音やテンポ感の良い音を肌で感じるとそれに引っ張られる。身体全身で受け止め、上手な人のモードに少しでも近づけるからです。

コンサートに行ったらまず受け身の姿勢になってしまい、「ヨーヨーマ凄いね~」で終わってしまう場合が多いです。

誤解してほしくないのは、コンサートに行って素敵な演奏を聴くのも大切です。

でもそれだけでは上達しないのではないでしょうか。

少し偉そうな感じの文章になってしまいました。まだまだ未熟ですが、頑張ります。

パッサカリア

ヘンデルのパッサカリアを5,6年ぶりに本日弾きました。弾くことが決まってから、久し振りにさらい直したら、以前いくら練習しても弾けなかった箇所が大分弾けるようになったではありませんか!!! 

『前回弾いた時よりも絶対弾けている!』と少し自信をもって本番に臨みました。

結果は・・・ 今一歩でした。言い訳してもあまり意味がありません。つまり、まだ弾ける力がついてない事を思い知らされました。

やっぱり、人前で普通に弾ける為には、普段の練習で「簡単に弾ける」ところまでもっていかないといけないですね。やっとこさ弾ける状態では人前では緊張しやすいですし、ヴァイオリニストがテンポを変えたらそれに対応出来ず演奏が崩れてしまいます。今回は正にそのような要素がたくさんあり、アンサンブルがすこし崩れました。

やっぱり練習だけでは気づけない事って沢山ありますね。

人前で演奏しないと気づけない事って山ほどありますね。

また近いうちにパッサカリアのリベンジを…

チェロが上達する方法

さて、今日は僕の生まれ育った鳥取県鳥取市の隣街の倉吉市に日帰り旅行しました。倉吉市や鳥取市で絃楽器を学んでいる子供たちと、鳥取県出身や在住でプロとして日本各地で活動している絃楽器奏者が講師として、チャイコフスキーの弦楽セレナーデ3楽章や、エーデルワイスを一緒に演奏しました。

地元で活動されている方は勿論、東京のプロのオーケストラの団員や首都圏中心にバリバリ活躍している方と一緒に演奏出来た経験は、子供達にとってかけがえのない時間だったと思います。

僕も一応講師枠で参加しましたが、優秀なプロの方とご一緒出来て幸せな一時でした。

昔、N響の藤森亮一さんに、『どうやったらチェロを上手になれますか?』と聞いた時に『自分より上手な人と一緒に演奏する機会を作れたら良いと思う。』と言われたのを思い出します。

僕も参加者の子供達も、優秀なプレーヤーと一緒に弾いて、素敵な音色や生きた音楽を間近で肌で一杯感じました。

有難い御仕事でした。