足の裏の重要性

久しぶりの投稿になります。6月よりコロナウイルスの自粛生活の解除でざっと見て8割のお仕事が戻りました。残りの2割は演奏のお仕事です。チェロを使った演奏会はほぼ3密に該当するので、リスクを侵してまで演奏会を企画するケースは大幅に減りますね。

今日はなかなかステキな経験をお話し出来ると思います。6月末に身体技術の研究家の甲野善紀さんの音楽家対象のセミナーに参加してきました。甲野さんの目の前でチェロを弾き、身体の使い方のアドヴァイスを頂きました。

私のチェロを聴いて頂き真っ先に仰ったのは、『座るときにお尻(座骨)よりも足裏に体重を乗せたほうが良い。何時でもスッと立てるくらいのバランス。』との事。腰をかがめて半分立っている感じ。すると自然に足裏から頭のてっぺんまでが繋がり能動的になります。チェロは腕を動かして演奏しますが、座り方を修正すると自然に体全体が腕にエネルギーを流せられます。その結果腕が頑張らなくても弓に重さが乗り、豊かな響きになりました。座り方を修正してから再度弾くと、大きな音の違いに聴講の方々から『おおっ⁈』と言った反応を頂きました。

私のつたない文章だとなかなか伝わらないと思います。近日中にYouTubeに座り方解説の動画をアップ予定です。お楽しみになさってください。