発表会で感じた事①


3月29日に発表会を行いました。
参加者は9名で、ほとんどの方にソロ演奏とアンサンブルの両方に参加していただきました。
レッスンではまずまずの仕上がりだったものの、本番で緊張してしまい、普段の半分も力を発揮できなかった方。
これまで伸び悩んでいたものの、今回殻を破り、今まで以上に素敵な演奏をされた方。
お一人おひとり、本当にさまざまでした。
発表会には、生徒さんのモチベーション向上や演奏の場の提供、そしてご自身とチェロとの向き合い方を振り返るという、大切な意味があります。
それと同時に、講師にとっても非常に重要な場です。
どれだけ本番直前まで頑張って練習し、しっかり仕上げて臨んだとしても、本番で思うようにいかないことはあります。
ですが、それは決して「できなかった」ということではなく、「本番という特別な環境で起こる一つの経験」なのだと感じています。
その経験があるからこそ、次にどう準備するか、どう向き合うかが見えてきます。
生徒さんは一人ひとり個性があり、まさに十人十色です。
それぞれに寄り添ったレッスンを心がけていますが、私自身もまだまだ反省点があります。
0から曲を仕上げるまでの技術的・音楽的なサポートはもちろんのこと、人前で演奏するという環境を見据えたレッスンの大切さを、今回改めて強く感じました。
緊張の中でも落ち着いて演奏できること。
たとえ間違えても止まらずに音楽を続けられること。
そういった力もまた、少しずつ身につけていけるものだと思います。
今回はそこまで十分に想定しきれず、具体的なアドバイスができなかったことが、私にとって大きな反省点でした。
ですが、この気づきもまた、次へ進むための大切な一歩だと感じています。
今回の発表会は、生徒さんそれぞれにとっても、そして私自身にとっても、「次に繋がる経験」になりました。
本番でうまくいったことも、思うようにいかなかったことも、すべてが前に進むための糧になります。
音楽は、そうして少しずつ積み重ねていくものだと思います。
これからも生徒さんお一人おひとりと向き合いながら、共に成長していけるよう、日々のレッスンを大切にしていきたいと思います。