パッサカリア

ヘンデルのパッサカリアを5,6年ぶりに本日弾きました。弾くことが決まってから、久し振りにさらい直したら、以前いくら練習しても弾けなかった箇所が大分弾けるようになったではありませんか!!! 

『前回弾いた時よりも絶対弾けている!』と少し自信をもって本番に臨みました。

結果は・・・ 今一歩でした。言い訳してもあまり意味がありません。つまり、まだ弾ける力がついてない事を思い知らされました。

やっぱり、人前で普通に弾ける為には、普段の練習で「簡単に弾ける」ところまでもっていかないといけないですね。やっとこさ弾ける状態では人前では緊張しやすいですし、ヴァイオリニストがテンポを変えたらそれに対応出来ず演奏が崩れてしまいます。今回は正にそのような要素がたくさんあり、アンサンブルがすこし崩れました。

やっぱり練習だけでは気づけない事って沢山ありますね。

人前で演奏しないと気づけない事って山ほどありますね。

また近いうちにパッサカリアのリベンジを…

チェロが上達する方法

さて、今日は僕の生まれ育った鳥取県鳥取市の隣街の倉吉市に日帰り旅行しました。倉吉市や鳥取市で絃楽器を学んでいる子供たちと、鳥取県出身や在住でプロとして日本各地で活動している絃楽器奏者が講師として、チャイコフスキーの弦楽セレナーデ3楽章や、エーデルワイスを一緒に演奏しました。

地元で活動されている方は勿論、東京のプロのオーケストラの団員や首都圏中心にバリバリ活躍している方と一緒に演奏出来た経験は、子供達にとってかけがえのない時間だったと思います。

僕も一応講師枠で参加しましたが、優秀なプロの方とご一緒出来て幸せな一時でした。

昔、N響の藤森亮一さんに、『どうやったらチェロを上手になれますか?』と聞いた時に『自分より上手な人と一緒に演奏する機会を作れたら良いと思う。』と言われたのを思い出します。

僕も参加者の子供達も、優秀なプレーヤーと一緒に弾いて、素敵な音色や生きた音楽を間近で肌で一杯感じました。

有難い御仕事でした。

イッサ―リス

チェロに興味のある方はご存知の方が多いと思いますが、イギリスのスティ―ヴン イッサ―リスというチェロ奏者をご存知でしょうか?僕の現在生きているチェロ弾きの中で本当に大好きな人は、ミクローシュ ペレーニ と スティ―ヴン イッサ―リスの二人なのです。昨日久しぶりにイッサ―リスのコンサートに行き、生演奏に触れてきました。エルガーのチェロ協奏曲でした。上手く伝えられませんが、本当の音楽がそこにはありました。本当の詩がありました。   アンコールの鳥の歌も、カザルスのそれとは違ったイッサ―リスの音楽がありました。またイッサ―リスのチェロを聴きたいですね。